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ロルフメソッド とヨーガ

【進化=直立化の過程】

【直立軸(センター)への統合= 潜在力発現?】
一方ヨーガは、次のように定義されています。
Yogaś cittavṛttinirodhaḥ /
「ヨーガとは、心という変容(体)を制御・滅することである」
(Yoga Sūtra 1.2)
これはヴァーユ(風原理)を完全に制御・コントロールすることであり、経典はそれを達成するために八つの段階的トレーニング法を規定しています。
その中に「ヨガ」として流布しているアーサナ(āsaṇa, ヨーガのポーズ)やプラーナーヤーマ(prāṇāyāma, 呼吸法)が含まれています(*1)。
アーサナによって身体的制限の除去し、プラーナーヤーマ(呼吸法)によってプラーナの流れ(ナディー、nadī)のバランスを目指します。ナディーのバランスによって脊柱のエナジーの流れ(スシュムナー、Suṣumṇā)の活性を目指します。
経験上いえることは、ロルフメソッドとヨーガの第4ステップまでのより肉体寄りの準備過程は、非常に近いものがあるということです。
ロルフ博士の主な関心は、人間の潜在する可能性にありました。
「人は、垂直方向に進化する種なのではないか」
という見識に立ち、
「人体の柔組織と骨構造が、環境(重力場)に対して最も効果的な位置で機能したならば、どのような能力が発現するのか?」という研究を行いました。
その答えがロルフメソッドの10セッションです。
腕と脚、上肢帯(肩帯)と下肢帯(腰帯)からのコア(体幹深層部)への制限を取り除き、呼吸とコアのキャパシティーを最大化することによるフリーで統合された状態を目指します。
(*1) アーサナは第三、プラーナーヤーマは第四段階。第五段階以降は、より内面的で微細なプラーナ(ヴァーユ)の制御になるようです。

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